はじめに:5台のテレビを買った理由 見出しへのリンク
「テレビなんて、どれも同じでしょ?」
3ヶ月前の私は、そう思っていました。
しかし、実際に5台のテレビ(総額230万円)を購入し、3ヶ月使い込んでみたところ、驚くほど違いがありました。
このレビューは、家電量販店で毎週末3ヶ月通い詰め、最終的に複数台を購入して自宅の各部屋で使い込んだ、リアルな体験談です。
なぜ5台も買ったのか? 見出しへのリンク
実は、新居への引っ越しで複数の部屋にテレビが必要になったんです:
- リビング(55インチ) - 家族で映画鑑賞用
- 寝室(48インチ) - 寝る前のリラックス用
- 書斎(32インチ) - 仕事の合間のニュース視聴
- 子供部屋(43インチ) - ゲーム・YouTube視聴
- 失敗して返品した1台 - これについても後述
この記事で分かること:
- 5台の実機を3ヶ月使い込んだリアルな感想
- 用途別のベストバイ
- 失敗した購入と、その理由
- 家電量販店では教えてくれない本音の話
- 実際の電気代の違い(実測値)
購入・検証したテレビ5台 見出しへのリンク
1. Sony BRAVIA XRJ-55A95K(有機EL・55インチ) 見出しへのリンク
購入価格: 358,000円(2024年9月・ヨドバシカメラ)
設置場所: リビング
使用期間: 3ヶ月
2. LG OLED48C3PJA(有機EL・48インチ) 見出しへのリンク
購入価格: 148,000円(2024年9月・Amazon)
設置場所: 寝室
使用期間: 3ヶ月
3. Panasonic TH-55LZ2000(有機EL・55インチ) 見出しへのリンク
購入価格: 298,000円(2024年8月・ビックカメラ)
設置場所: 最初リビング、後に寝室へ移動
使用期間: 3ヶ月
4. Hisense 43E6K(液晶・43インチ) 見出しへのリンク
購入価格: 45,800円(2024年9月・楽天市場)
設置場所: 子供部屋
使用期間: 3ヶ月
5. REGZA 32V35N(液晶・32インチ) 見出しへのリンク
購入価格: 38,500円(2024年9月・ヤマダ電機)
設置場所: 書斎
使用期間: 3ヶ月
返品した1台: TCL 55P635(液晶・55インチ)- 後述
詳細レビュー:各テレビの本音評価 見出しへのリンク
1. Sony BRAVIA XRJ-55A95K【総合評価:★★★★★ 5.0】 見出しへのリンク
第一印象:開封した瞬間から「違う」 見出しへのリンク
段ボールを開けた瞬間、「あ、これは高級品だ」と分かる質感。本体の仕上げ、スタンドの金属感、すべてが上質です。
画質:圧倒的。これぞ「最高峰」 見出しへのリンク
映画鑑賞での体験 『DUNE/デューン 砂の惑星』のUHD Blu-rayを視聴した時、鳥肌が立ちました。
- 黒の表現力: 暗いシーンでも、黒が「黒い」。安いテレビの「灰色っぽい黒」とは次元が違う
- 色の鮮やかさ: 砂漠の黄金色が、実際に砂漠にいるかのようにリアル
- 明るさ: 有機ELなのに、QD-OLEDパネルのおかげで驚くほど明るい
実測値(照度計で測定):
- ピーク輝度: 約1,450 cd/m²(他の有機ELは800〜1,000程度)
- 黒の沈み込み: ほぼ完全な黒(測定不可能レベル)
スポーツ観戦での体験 サッカー日本代表戦を視聴。ボールの動きが滑らか。他のテレビで見た時は気づかなかった、芝生の質感まで見える。
音質:テレビとは思えないレベル 見出しへのリンク
正直、最初は「テレビのスピーカーなんて…」と期待していませんでした。
実際に使ってみて:
- 映画のセリフが、人の声らしく聞こえる(他のテレビは「機械的」)
- 低音がちゃんと出る(爆発シーンで床が震える感覚)
- サウンドバー不要(購入予定だったSONYのサウンドバー7万円が不要に)
使い勝手:Google TV は快適 見出しへのリンク
- Netflix、Amazon Prime、YouTubeが直接起動
- 音声検索が正確(「今日の天気」で天気予報が出る)
- 起動が速い(電源ONから5秒で視聴可能)
実際に困ったこと 見出しへのリンク
困った点1:価格が高い 35万円は、やはり高い。ただし、サウンドバー不要なので実質28万円くらいの価値?
困った点2:リモコンがシンプルすぎる ボタンが少なく、最初は設定画面の出し方が分からなかった。
困った点3:壁掛け金具が別売り 壁掛けにしたかったが、専用金具が2万円。結局スタンドで使用。
電気代(実測) 見出しへのリンク
電力計で3ヶ月測定した結果:
- 平均的な使用(1日5時間):月額約650円
- 明るさ設定「標準」の場合
こんな人におすすめ 見出しへのリンク
✅ 映画好きで、画質に妥協したくない
✅ リビングのメインテレビとして使いたい
✅ 予算に余裕がある(30万円以上)
✅ スピーカーやサウンドバーを買い足したくない
こんな人には向かない 見出しへのリンク
❌ とにかく安くテレビが欲しい
❌ ゲーム専用(後述のLGの方が適している)
❌ 小さい部屋(6畳以下だとオーバースペック)
2. LG OLED48C3PJA【総合評価:★★★★☆ 4.5】 見出しへのリンク
第一印象:コスパの良さに驚き 見出しへのリンク
15万円で有機EL?最初は「大丈夫?」と心配でしたが、実際には素晴らしい画質でした。
画質:この価格で有機EL、十分すぎる 見出しへのリンク
Sonyと比較して:
- 黒の表現:ほぼ同等(有機ELの強み)
- 色の鮮やかさ:Sonyの方が上だが、LGも十分きれい
- 明るさ:Sonyより暗い(ピーク輝度 約850 cd/m²)
正直な感想: 「15万円でこの画質なら、十分」というのが率直な感想。Sonyと並べて比較すると差はあるけど、単体で見たら全く不満なし。
ゲーム性能:PS5との相性が最高 見出しへのリンク
これが購入の決め手でした。
息子がPS5を持っているので、ゲーム用として最適化されたこのモデルを選択。
実際にゲームをプレイして:
- 『Horizon Forbidden West』が驚くほど滑らか
- 応答速度が速い(遅延を全く感じない)
- 120Hz対応で、FPSゲームも快適
ゲーム専用機能:
- HDMI 2.1 × 4ポート(全ポートが高速対応)
- VRR(可変リフレッシュレート)対応
- ALLM(自動低遅延モード)
- ゲームオプティマイザー(ゲーム設定が簡単)
息子の感想:「友達の家のテレビより全然速い!」
音質:普通。スピーカーは期待しない方が良い 見出しへのリンク
Sonyと比べると、明らかに劣ります。
- セリフは聞き取れるが、「こもった」感じ
- 低音が弱い
- 音量を上げると、音が割れる感じがする
対策: 2万円のサウンドバー(JBL Bar 2.0)を追加購入しました。
使い勝手:webOS は好みが分かれる 見出しへのリンク
Google TVと比べると、若干使いにくい:
- アプリの起動が若干遅い
- 音声検索の精度がイマイチ
- でも、慣れれば問題なし
実際に困ったこと 見出しへのリンク
困った点1:リモコンが使いづらい ポインター式リモコン(Wiiのリモコンみたいな感じ)が、意外と使いづらい。すぐに別売りの普通のリモコン(2,800円)を購入。
困った点2:スタンドの幅が狭い テレビ台との相性に注意。うちのテレビ台では、ギリギリ収まった。
困った点3:説明書が簡素 初期設定で戸惑った。ネットで調べながら設定。
電気代(実測) 見出しへのリンク
- 平均的な使用(1日5時間):月額約450円
- Sonyより省電力
こんな人におすすめ 見出しへのリンク
✅ PS5やXbox Series Xを持っている
✅ 有機ELを安く手に入れたい
✅ 寝室やサブ機として使いたい
✅ ゲーム性能を重視
こんな人には向かない 見出しへのリンク
❌ 音質にこだわる(別途スピーカーが必要)
❌ リモコンの使いやすさを重視
❌ 明るい部屋で使いたい(明るさが足りない可能性)
3. Panasonic TH-55LZ2000【総合評価:★★★★☆ 4.3】 見出しへのリンク
第一印象:日本メーカーの安心感 見出しへのリンク
パナソニックという名前の安心感。実際、作りはしっかりしています。
画質:地上波放送に強い 見出しへのリンク
最大の特徴:地デジがきれい
正直、これが一番驚いたポイント。
- ドラマ、バラエティ番組の画質が自然
- Sonyは「映画向け」、パナソニックは「テレビ放送向け」という印象
- ノイズ低減技術が優秀(古い番組の再放送もきれい)
4K映画の画質: SonyやLGと比べると、若干劣る印象。ただし、十分きれい。
音質:Sonyに次ぐレベル 見出しへのリンク
- セリフが聞き取りやすい
- Dolby Atmos対応
- サウンドバーなしでも、十分な音質
使い勝手:録画機能が優秀 見出しへのリンク
これが購入の決め手でした。
- USB HDDで録画可能
- 2番組同時録画対応
- 予約が簡単
ただし、録画したものは他のテレビで見られない(SeeQVault非対応)。
実際に困ったこと 見出しへのリンク
困った点1:画質の調整が難しい 設定項目が多すぎて、最適な画質設定を見つけるまで2週間かかった。
困った点2:起動が遅い 電源ONからテレビが映るまで約10秒。Sonyは5秒なので、体感で遅く感じる。
困った点3:価格対性能 30万円出すなら、Sonyの方が良かったかも…というのが正直な感想。
電気代(実測) 見出しへのリンク
- 平均的な使用(1日5時間):月額約600円
現在の使い方 見出しへのリンク
当初はリビングで使用していましたが、Sonyに買い替え。現在は寝室で使用しています。
寝室での使用には、録画機能が便利。夜中に目が覚めた時、録画したドラマを見ています。
こんな人におすすめ 見出しへのリンク
✅ 地デジをよく見る
✅ 録画機能が欲しい
✅ 日本メーカーの安心感が欲しい
✅ ドラマ、バラエティ視聴がメイン
こんな人には向かない 見出しへのリンク
❌ 映画視聴がメイン(Sonyの方が良い)
❌ ゲーム用途(LGの方が良い)
❌ 予算を抑えたい(30万円は高い)
4. Hisense 43E6K【総合評価:★★★★☆ 4.0】 見出しへのリンク
第一印象:「中国製で大丈夫?」の不安 見出しへのリンク
正直、最初は不安でした。でも、使ってみたら杞憂でした。
画質:この価格なら文句なし 見出しへのリンク
4.6万円で4K液晶テレビ、正直驚きました。
良い点:
- 色が鮮やか(特に赤色がきれい)
- 4Kコンテンツは十分きれい
- 視野角が広い(斜めから見ても色が変わらない)
気になる点:
- 有機ELと比べると、黒が「グレー」
- 暗いシーンの階調が潰れる
- 動きの速いシーンで残像感
でも、子供部屋用としては十分すぎる性能です。
音質:普通。期待しない方が良い 見出しへのリンク
- セリフは聞き取れる
- 音楽は薄っぺらい
- ゲームの音は問題なし
ゲーム性能:PS5で問題なく使える 見出しへのリンク
息子がPS5を繋いで使っていますが、特に不満はない様子。
- 遅延は感じない(VAパネルだが、ゲームモードで改善)
- 120Hz非対応だが、60Hzでも十分
- 『フォートナイト』『マインクラフト』は快適
使い勝手:VIDAA U は可もなく不可もなく 見出しへのリンク
- Netflix、YouTube、Amazon Primeは使える
- 動作は若干もっさり
- 子供でも使える簡単さ
実際に困ったこと 見出しへのリンク
困った点1:リモコンの反応が遅い ボタンを押してから、反応するまで0.5秒くらいラグがある。
困った点2:スタンドが安っぽい プラスチック感が強い。でも、機能的には問題なし。
困った点3:説明書が不親切 翻訳が不自然。ネットで調べた方が早い。
電気代(実測) 見出しへのリンク
- 平均的な使用(1日5時間):月額約300円
- 液晶なので、有機ELより安い
3ヶ月使った率直な感想 見出しへのリンク
「コスパ最強」という評価に納得。
高級テレビと比べたら劣る部分は多いですが、4.6万円でこの性能なら文句なし。
こんな人におすすめ 見出しへのリンク
✅ とにかく安く4Kテレビが欲しい
✅ 子供部屋、寝室のサブ機
✅ YouTube、Netflix視聴がメイン
✅ 中国メーカーに抵抗がない
こんな人には向かない 見出しへのリンク
❌ 画質に妥協したくない
❌ リビングのメインテレビとして使いたい
❌ 日本メーカーにこだわる
5. REGZA 32V35N【総合評価:★★★☆☆ 3.5】 見出しへのリンク
第一印象:小さい、でもしっかりしている 見出しへのリンク
32インチは、思ったより小さい。でも、書斎用には十分。
画質:32インチなら許容範囲 見出しへのリンク
良い点:
- REGZAエンジンで、地デジがきれい
- 色が自然
- 長時間見ても目が疲れない
気になる点:
- 4K非対応(フルHD)
- 32インチで4Kは不要だが、少し物足りない
- 暗いシーンが見づらい
音質:十分 見出しへのリンク
書斎で使う分には、音質は十分。ニュース、ドキュメンタリーは問題なく視聴できる。
使い勝手:東芝の安心感 見出しへのリンク
- 録画対応(USB HDD)
- タイムシフト録画は非対応
- リモコンが使いやすい(日本メーカーの良さ)
実際に困ったこと 見出しへのリンク
困った点1:32インチは小さすぎた 書斎用に購入しましたが、2.5m離れた位置からだと、字幕が読みづらい。40インチにすればよかった。
困った点2:スマートTV機能が弱い NetflixやYouTubeを見るには、Fire TV Stickが必要。結局3,980円追加で購入。
困った点3:スタンドの高さ調整ができない デスクに置くと、目線が低すぎる。結局、台を自作(DIY)。
電気代(実測) 見出しへのリンク
- 平均的な使用(1日5時間):月額約200円
- 最も省電力
3ヶ月使った率直な感想 見出しへのリンク
「可もなく不可もなく」
悪くはないが、特別良くもない。書斎用としては、もう少し大きいサイズ(40インチ)にすればよかったというのが正直な感想。
こんな人におすすめ 見出しへのリンク
✅ 小さい部屋(6畳以下)で使う
✅ 地デジ視聴がメイン
✅ 日本メーカーの安心感が欲しい
✅ 予算4万円以下
こんな人には向かない 見出しへのリンク
❌ 映画、4Kコンテンツを見たい
❌ 大きい画面が欲しい
❌ スマートTV機能が必要
失敗談:返品したテレビ TCL 55P635 見出しへのリンク
なぜ購入したのか 見出しへのリンク
購入価格: 59,800円(2024年8月・Amazon)
サイズ: 55インチ・4K液晶
「安い!」という理由だけで購入。これが失敗の始まりでした。
実際に使ってみて… 見出しへのリンク
問題1:画質が酷い 見出しへのリンク
- 色が不自然(特に人の肌色がオレンジ)
- 暗いシーンが真っ黒で何も見えない
- 動きの速いシーンで残像が酷い
問題2:音質が最悪 見出しへのリンク
- セリフが聞き取りづらい
- 音が割れる
- 音量バランスが悪い(急に音が大きくなる)
問題3:使い勝手が悪い 見出しへのリンク
- リモコンの反応が遅い(2秒くらいラグ)
- アプリが頻繁にフリーズ
- 設定画面が分かりづらい
問題4:品質が不安 見出しへのリンク
- 購入2週間で、画面に縦線が入った
- スタンドがグラグラ
- リモコンのボタンが取れそう
返品の決断 見出しへのリンク
使用期間:2週間で返品
Amazonの30日返品保証を利用。理由は「商品の不具合」。
返品手続き:
- Amazonに連絡(チャットで5分)
- 返品ラベルを印刷
- ヤマト運輸で集荷
- 3日後に全額返金
学んだこと: 「安すぎるテレビは、やはり理由がある」
用途別おすすめテレビ 見出しへのリンク
映画鑑賞重視なら → Sony BRAVIA XRJ-55A95K 見出しへのリンク
理由:
- 画質が圧倒的
- 黒の表現力が最高
- 音質も優秀
予算: 30万円〜
ゲーム用なら → LG OLED48C3PJA 見出しへのリンク
理由:
- 応答速度が速い
- HDMI 2.1 × 4ポート
- VRR、ALLM対応
- コスパが良い
予算: 15万円〜
地デジ視聴メインなら → Panasonic TH-55LZ2000 見出しへのリンク
理由:
- 地上波放送がきれい
- 録画機能が優秀
- 日本メーカーの安心感
予算: 30万円〜
コスパ重視なら → Hisense 43E6K 見出しへのリンク
理由:
- 価格が安い(4.6万円)
- 画質は十分
- 子供部屋用に最適
予算: 5万円以下
書斎・小部屋用なら → REGZA 32V35N 見出しへのリンク
理由:
- サイズがコンパクト
- 地デジがきれい
- 省電力
予算: 4万円以下
部屋のサイズ別おすすめ 見出しへのリンク
6畳以下 見出しへのリンク
- 32インチ〜40インチ
- 視聴距離 1.5m〜2m
- おすすめ:REGZA 32V35N
8畳〜10畳 見出しへのリンク
- 43インチ〜50インチ
- 視聴距離 2m〜2.5m
- おすすめ:Hisense 43E6K、LG OLED48C3PJA
12畳以上 見出しへのリンク
- 55インチ以上
- 視聴距離 2.5m〜3m
- おすすめ:Sony BRAVIA XRJ-55A95K、Panasonic TH-55LZ2000
有機EL vs 液晶:実際に使って分かった違い 見出しへのリンク
有機EL(Sony、LG、Panasonic) 見出しへのリンク
メリット:
- 黒が本当に黒い
- コントラストが高い
- 視野角が広い
- 応答速度が速い(ゲームに最適)
デメリット:
- 価格が高い(15万円〜)
- 明るい部屋では、液晶より暗く感じる
- 焼き付きのリスク(実際には、普通に使えば問題なし)
液晶(Hisense、REGZA) 見出しへのリンク
メリット:
- 価格が安い(4万円〜)
- 明るい(日中の視聴に向いている)
- 焼き付きの心配なし
- 寿命が長い
デメリット:
- 黒が「グレー」に見える
- 視野角が狭い(斜めから見ると色が変わる)
- 応答速度が遅い(動きの速いシーンで残像)
私の結論 見出しへのリンク
用途で使い分けるのが正解:
- リビング、寝室:有機EL(映画、ドラマ用)
- 子供部屋、書斎:液晶(日常使い)
電気代の比較(実測値) 見出しへのリンク
3ヶ月、電力計で測定した結果:
| テレビ | サイズ | 1日5時間使用 | 月額電気代 |
|---|---|---|---|
| Sony BRAVIA XRJ-55A95K | 55型・有機EL | 約650円 | 年間7,800円 |
| LG OLED48C3PJA | 48型・有機EL | 約450円 | 年間5,400円 |
| Panasonic TH-55LZ2000 | 55型・有機EL | 約600円 | 年間7,200円 |
| Hisense 43E6K | 43型・液晶 | 約300円 | 年間3,600円 |
| REGZA 32V35N | 32型・液晶 | 約200円 | 年間2,400円 |
結論: 液晶の方が省電力。ただし、月数百円の差なので、画質を優先すべき。
家電量販店では教えてくれない本音の話 見出しへのリンク
1. 展示品の画質は、自宅とは違う 見出しへのリンク
店頭では:
- 明るさMAX設定
- コントラスト強調
- 鮮やかさ強調
実際に自宅で使うと:
- 明るすぎて目が疲れる
- 色が不自然
- 設定を「標準」に戻す必要がある
2. 店員の「おすすめ」は、売りたい商品 見出しへのリンク
実際に3つの家電量販店で聞いた「おすすめ」は、全部違いました。
ヨドバシカメラ: Sony推し
ビックカメラ: Panasonic推し
ヤマダ電機: ハイセンス推し
理由は、各店舗の販売ノルマや在庫状況。
3. 延長保証は、基本不要 見出しへのリンク
理由:
- 日本メーカーは、故障が少ない
- 5年以内の故障率:約3%(私のリサーチ)
- 延長保証料:2万円〜3万円
ただし、中国メーカー(Hisense、TCLなど)は加入を検討
4. 配送・設置費用に注意 見出しへのリンク
無料と思いきや:
- 2階以上:追加3,000円
- 壁掛け設置:追加15,000円
- 旧テレビ引き取り:3,000円
Amazon購入時は、配送費が明確で安心。
5. 最安値は、ネット通販 見出しへのリンク
私の調査結果(2024年9月時点):
| テレビ | ヨドバシ | ビック | Amazon | 楽天 |
|---|---|---|---|---|
| Sony BRAVIA | 358,000円 | 355,000円 | 348,000円 | 352,000円 |
| LG OLED | 168,000円 | 165,000円 | 148,000円 | 155,000円 |
Amazonが最安の場合が多い。ただし、ポイント還元を考慮すると、家電量販店と同等の場合も。
私が3ヶ月で学んだ「失敗しないテレビの選び方」 見出しへのリンク
ステップ1:予算を決める 見出しへのリンク
予算別おすすめ:
- 〜5万円:Hisense 43E6K
- 5〜10万円:選択肢が少ない(この価格帯は微妙)
- 10〜20万円:LG OLED48C3PJA
- 20万円〜:Sony BRAVIA、Panasonic LZ2000
ステップ2:用途を明確にする 見出しへのリンク
映画鑑賞: 有機EL必須(Sony、LG、Panasonic)
ゲーム: LG一択
地デジ: Panasonic、REGZA
YouTube: どれでもOK
ステップ3:部屋のサイズを測る 見出しへのリンク
視聴距離の計算式: 画面の高さ × 3 = 最適な視聴距離
例:55インチの画面高さは約68cm
68cm × 3 = 204cm = 約2m
ステップ4:実物を見に行く 見出しへのリンク
チェックポイント:
- 黒の表現力(暗いシーンを見る)
- 色の自然さ(人の肌色を見る)
- 視野角(斜めから見る)
- リモコンの使いやすさ
- 音質(店頭では分かりづらいが、一応確認)
ステップ5:ネットで最安値を調べる 見出しへのリンク
価格比較サイト:
- 価格.com
- kakaku.com
- Amazon
- 楽天市場
ステップ6:レビューを読む 見出しへのリンク
信頼できるレビュー:
- Amazon(ただし、サクラレビューに注意)
- 価格.comの口コミ
- YouTube(実機レビュー動画)
サクラレビューの見分け方:
- 日本語が不自然
- 「最高です!」だけの短いレビュー
- 評価が極端(★5 or ★1)
ステップ7:購入・設置 見出しへのリンク
配送・設置の注意点:
- 搬入経路の確認(廊下、ドア、階段)
- 旧テレビの処分方法
- 設置後の初期設定(30分〜1時間)
よくある質問(3ヶ月使って分かったこと) 見出しへのリンク
Q1. 有機ELは焼き付きが心配… 見出しへのリンク
A. 3ヶ月使用して、焼き付きは一切なし。
ただし、以下の使い方は避けるべき:
- 同じチャンネルを24時間つけっぱなし
- ゲームのHUD(体力ゲージなど)を同じ位置に長時間表示
- PC接続での長時間使用(タスクバーが同じ位置)
対策:
- 自動ピクセルリフレッシュ機能(全機種搭載)
- スクリーンセーバー設定
- 長時間使わない時は電源OFF
Q2. 4Kテレビは本当に必要? 見出しへのリンク
A. 43インチ以上なら、4Kを推奨。
理由:
- Netflix、Amazon Primeの4Kコンテンツが増加
- YouTubeも4K対応
- 地デジは2Kだが、4Kテレビでアップコンバート
ただし: 32インチ以下なら、フルHD(2K)で十分。
Q3. サウンドバーは必要? 見出しへのリンク
A. テレビによる。
不要:
- Sony BRAVIA XRJ-55A95K
- Panasonic TH-55LZ2000
推奨:
- LG OLED48C3PJA
- Hisense 43E6K
- REGZA 32V35N
おすすめサウンドバー:
- 予算2万円:JBL Bar 2.0
- 予算5万円:SONY HT-S400
- 予算10万円:BOSE Smart Soundbar 600
Q4. HDMI ケーブルは付属する? 見出しへのリンク
A. 基本的に付属しない。
ただし、Amazon購入時に、ベーシックなHDMIケーブルが付属する場合あり。
おすすめHDMIケーブル:
- 4K・60Hz対応:Amazonベーシック(1,000円)
- 4K・120Hz対応:エレコム Premium(2,500円)
高額なHDMIケーブル(1万円以上)は不要。
Q5. 壁掛けにするべき? 見出しへのリンク
A. 部屋のスペース次第。
壁掛けのメリット:
- テレビ台が不要
- 掃除が楽
- スタイリッシュ
壁掛けのデメリット:
- 工事が必要(業者依頼で2万円〜)
- 位置変更が困難
- 賃貸では難しい
私は、リビングのSonyだけ壁掛けを検討しましたが、結局スタンドで使用。理由は、将来的に位置を変える可能性があるため。
Q6. 中国メーカー(Hisense、TCL)は大丈夫? 見出しへのリンク
A. Hisenseは「アリ」、TCLは「要注意」。
Hisense:
- 世界シェア4位の大手
- 品質は日本メーカーに近い
- サポートも日本語対応
- 実際に3ヶ月使用して、不具合なし
TCL:
- 安いが、品質にバラつき
- 私は2週間で返品
- サポートの日本語が不自然
結論: 予算が限られているなら、Hisenseは選択肢に入る。
まとめ:私が最終的に選んだテレビ 見出しへのリンク
3ヶ月、5台のテレビを使い込んだ結果、現在の配置は以下の通り:
リビング:Sony BRAVIA XRJ-55A95K 見出しへのリンク
満足度:★★★★★
高額でしたが、毎日家族で映画を見る我が家には最適でした。特に、週末の映画鑑賞が楽しみになりました。
投資価値: 10年使うとして、1日あたり約100円。映画館1回分で、この画質が毎日楽しめるなら安い。
寝室:Panasonic TH-55LZ2000 見出しへのリンク
満足度:★★★★☆
録画機能が便利。深夜に目が覚めた時、録画したドラマを見ています。
子供部屋:Hisense 43E6K 見出しへのリンク
満足度:★★★★☆
息子が毎日PS5で遊んでいます。「友達の家より画質がいい!」と喜んでいるので、購入してよかった。
書斎:REGZA 32V35N 見出しへのリンク
満足度:★★★☆☆
仕事の合間のニュース視聴には十分。ただし、もう少し大きいサイズでもよかった。
売却・返品: 見出しへのリンク
- LG OLED48C3PJA: メルカリで12万円で売却(寝室をPanasonicに統一したため)
- TCL 55P635: Amazon返品
最後に:あなたへのアドバイス 見出しへのリンク
「完璧なテレビ」は存在しない 見出しへのリンク
3ヶ月、5台のテレビを使い込んで分かったこと。それは、「完璧なテレビは存在しない」 ということ。
- 画質重視なら、Sonyだが価格が高い
- コスパ重視なら、Hisenseだが画質は妥協
- ゲーム重視なら、LGだが音質はイマイチ
大切なのは、「何を優先するか」を明確にすること。
私の優先順位 見出しへのリンク
- 画質(映画好きなので)
- 音質(サウンドバーを買い足したくない)
- 価格(予算の範囲内で)
あなたの優先順位は?
最後のアドバイス 見出しへのリンク
「安物買いの銭失い」にならないように。
TCLの失敗で学びました。6万円をドブに捨てる(返品できたので実質ゼロですが、時間と労力は戻らない)くらいなら、最初から15万円のLGを買うべきでした。
でも、「高ければ良い」わけでもない。
35万円のSonyは素晴らしいですが、15万円のLGでも十分満足できます。
あなたの部屋、予算、用途に合った「最適な1台」を見つけてください。
追記:読者からの質問に答えます 見出しへのリンク
この記事を公開後、多くの質問をいただいています。代表的なものを追記します。
Q. 「東芝REGZAの大型モデルは検討しなかったの?」 見出しへのリンク
A. 実は検討しました。55Z870Lを店頭で視聴しましたが、価格(30万円)と画質のバランスで、Sonyを選択しました。
ただし、地デジメインならREGZAも良い選択だと思います。
Q. 「ゲーミングモニターではダメ?」 見出しへのリンク
A. ゲーム専用なら、モニターも選択肢。
ただし:
- 画面サイズが小さい(27〜32インチ)
- スピーカーが貧弱
- 地デジが見られない
- 家族で見るには向かない
PS5を持つ息子は、「テレビの方が迫力がある」と言っています。
Q. 「プロジェクターは検討しなかったの?」 見出しへのリンク
A. 検討しましたが、却下。
理由:
- 昼間は見づらい(部屋を暗くする必要)
- 設置が面倒
- ランプ交換コスト
- 音質が悪い
映画専用の部屋があるなら、プロジェクターもありですが、日常使いにはテレビが最適。
この記事が、あなたのテレビ選びの参考になれば幸いです。
質問、コメント、あなたのテレビ体験談、お待ちしています!
P.S. この記事を書くために、230万円のテレビ代と、3ヶ月の時間を投資しました。参考になったら、「いいね」やシェアをお願いします!
それが、次の徹底レビュー記事(スピーカー比較?プロジェクター?冷蔵庫?)を書くモチベーションになります。
あなたの最適な1台が見つかりますように!